先日、所用で生まれて初めて、京阪中之島線中之島駅に降りた。降りてびっくり、線路の端っこがめちゃくちゃかっこいい。なんだこれは。わけもわからず写真を何枚も撮った。
歯車的でギザギザしている部分が否応なしにかっこいい。
木材があしらわれた壁との異素材ミックス感もいい。
こんな風にシンメトリーに撮るとSFじみていてさらにいい。
たまたま人が少なくて、リミナルスペースになっていたのもよかった。
電車とのツーショットも味わい深い。
中之島駅は、歴史あるビルが多く立ち並ぶ大阪のオフィス街の地下を、天満橋駅から東西に走る京阪電気鉄道中之島線の起点であり終端駅。これはこの先は行けないよ!のお知らせなのだろうか。にしてもかっこよすぎじゃないですか?スチームパンクとか、先だってお亡くなりになられた松本零士氏の漫画とかがお好きな方にはキュンキュンなのではなかろうか。私のことですが。
「中之島駅 かっこいい」で検索してもこれが何なのか見つけられなかったが、中之島駅のWikipediaを読むとあっさり書かれてあった。
〜ホームの終端部には、中之島線で最後のトンネル貫通区間であるなにわ橋駅と大江橋駅間で実際に使用したシールドマシンのカッター部分の一部がモニュメントとして保存されている。〜
中之島駅 Wikipediaより引用
だそうです。
ほへー、本物の掘削機だったのね。すごいな、これが本物の持つオーラってやつか。裏に仕込まれた照明の効果かもしれないけど。みんなひっくるめて、とてもとても素晴らしい。しかし「記念に」ということなのだろうが、なぜシールドマシンの一部を使うことになったのだろう。もったいない精神だろうか、それともがんばって働いてくれたシールドマシンさんへの敬意だろうか。理由はハッキリわからないけど、発案した人とデザインした人は天才だと私は思う。
中之島駅は将来、延伸する計画もあるそうだが、まだまだ未定。数年はこのかっこいいお姿を拝められますぜ!国際会議場(グランキューブ)やリーガロイヤルホテルの最寄り駅なので、ライブや展示会、優雅なアフタヌーンティーの帰りなどに、ぜひ鑑賞してほしい。