私が初めて脚本・監督・出演した映画が、来週12/28(水)19:00〜に初めて一般上映されます!ほんとなんです!
いったいなんのこっちゃな書き出しですが、順を追って説明していきますね。
今年の秋に、以前から一度やってみたいと思っていた、大阪の映画館プラネットプラスワン主催のシネマ・スコラという映画作りのワークショップに参加しました。
映画の始祖リュミエール兄弟が世界で初めて撮影したスタイルの、サイレント白黒16ミリフィルムで、撮り直し無しの一発本番、固定カメラで撮影するという、126年前の映画作りを体験するワークショップです。
20年以上前に私が映画館で働いていた頃からの知り合いでもあります
指の映り込みは気にしないで!
映画の歴史や撮影映写の仕組みを学ぶ教養講座から始まり、
これは感光しないようにブラックバック(光の入らないカバン)の中で
カメラのフィルムを手探りで交換しているところ
フィルムの通り道を指でなぞり教えてもらう
今年は大阪の橋が撮影舞台ということで、ゲスト講師、大阪歴史博物館学芸員の船越幹央先生による、橋にまつわる歴史講座も。
興味深くて、いくら聞いても飽きませんでした
そしてキーワードの書かれたカードを引いて、落語の三題噺のようにストーリーを作る作劇の練習。
作れなかったら宿題になりました
受講生の作品はどれも1分間。その1分間で起承転結をどう成り立たせるか。そもそも成立しているのか、オチがついてるのか、矛盾していないか、セリフがないので見ただけで伝わるものになっているのか。
講師の松岡奈緒美先生らのアドバイスで起承転結がはっきりとした
ロケハンにも行きました。
大阪の中之島界隈は景色もいいし
衣装を作り、
ファーって切ると毛が大量に散らばるんですね
(そうじが大変だった)
小道具を作り、
いよいよ撮影。
撮り直しのきかない緊張感、半端なかったです
脚本では成り立ってたのに、撮影になると思い通りにならなかったり、ハプニングがあったり…終わったらへとへとになってましたが、とても楽しくてやりがいのある体験でした。
撮影したフィルムは現像し、編集前の試写会(いわゆるゼロ号試写?)。その後、編集作業。といっても、シーンを細かく切ってつないでということは極力行わず、本番後に撮影したタイトル映像部分を切り出し、順番を入れ替えるくらいなんですが。
つなぎ合わせるのはスプライジングテープという、これまた高価な透明度の高い特別なテープ
貼り方にもコツがあり、慣れないうちは映写機が止まる原因になりやすい
実はもう一人、真の主人公もいるのですが…
私の作品タイトルは『はらペコのライオン』。冒頭に私と末っ子も出演しています。
キーパーソンに同い年の、昔私が入っていた劇団維新派の後輩(笑)で、友人の真嶋淳太くんに出演をお願いしました。真嶋くんや皆さまのご協力あって、なかなかの傑作になっています!どうぞ劇場でお確かめください。
お近くでお時間のある方はぜひよろしくです!
「映画上映127年記念 リュミエール作品集」
12/28(水)19:00〜 プラネットプラスワン(中崎町)にて 入場料 1000円
■1895年12月28日。127年前のこの日。パリのグラン・カフェ“サロン・インディアン”で最初にスクリーンに動く映像を映写し興行したのがリュミエール兄弟の“シネマトグラフ”であった。」
■今回はいつものLUMIER'S FIRST PICTURE SHOWのプリントに新たに入手した「水を掛けられた庭師」の1895年版と「列車の到着」の別版を追加。新たなオリジナル編集版で。
■夜の回はリュミエールのスタイルで2020~22年に新たに撮影したシネマ・スコラ作品を併映します。
12/28(水)19:00〜 プラネットプラスワン(中崎町)にて 入場料 1000円
■1895年12月28日。127年前のこの日。パリのグラン・カフェ“サロン・インディアン”で最初にスクリーンに動く映像を映写し興行したのがリュミエール兄弟の“シネマトグラフ”であった。」
■今回はいつものLUMIER'S FIRST PICTURE SHOWのプリントに新たに入手した「水を掛けられた庭師」の1895年版と「列車の到着」の別版を追加。新たなオリジナル編集版で。
■夜の回はリュミエールのスタイルで2020~22年に新たに撮影したシネマ・スコラ作品を併映します。
プラネットプラスワンとシネアストオーガニゼーション大阪cinema schola film work shopのFacebookがさらに詳しいので、そちらもぜひご覧ください。